【ワンポイントレッスン】~不服申立て~
《問題》※〇か✕で答えてください 【厚生年金保険法】
厚生労働大臣による保険料の賦課の処分に不服がある者は、社会保険審査官に対して審査請求をすることができる。
《解答》
✕
本問の「社会保険審査官」について、正しくは「社会保険審査会」である。
《解説》
不服申立て(審査請求)の整理【社会保険3科目】
不服申立てに関する問題です。
この分野は、横断的に整理して「全体像」をつかむことが最も効果的です。
細かい暗記に入る前に、大枠のイメージを固めていきましょう。
1.不服申立ての基本構造
労災保険法や雇用保険法など、ほぼすべての法律には不服申立て制度がありますが、
ここでは 特に混乱しやすい社会保険3科目 に絞って整理します。
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健康保険法
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国民年金法
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厚生年金保険法
不服申立てを行うことを 「審査請求」 といいます。
2.審査請求の2つのルート
審査請求は、内容に応じて 2つの審査ルート に分かれます。
◆ 二審制
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地方厚生局に駐在する 社会保険審査官 が審査
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その後、厚生労働大臣所轄の 社会保険審査会 が審査
◆ 一審制
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最初から 社会保険審査会 が審査
3.試験で問われる核心ポイント
最も重要なポイントはこれです。
「何に対する審査請求が、二審制か一審制か?」
まず、「何に対する」の部分を大きく次の5項目で整理します。
審査請求の対象(5項目)
① 資格の得喪
② 標準報酬
③ 保険給付
④ 保険料
⑤ 脱退一時金
4.科目別の整理(ここが最重要)
【健康保険法】
対象:①②③④(※⑤脱退一時金はなし)
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二審制:① 資格の得喪/② 標準報酬/③ 保険給付
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一審制:④ 保険料
【国民年金法】
対象:①③④⑤(※②標準報酬はなし)
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二審制:① 資格の得喪/③ 保険給付/④ 保険料
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一審制:⑤ 脱退一時金
【厚生年金保険法】
対象:①②③④⑤(すべてあり)
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二審制:① 資格の得喪/② 標準報酬/③ 保険給付
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一審制:④ 保険料/⑤ 脱退一時金
5.押さえるべき整理ポイント(暗記の軸)
ここは必ずまとめて覚えましょう。
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② 標準報酬 は、国民年金法には存在しない
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⑤ 脱退一時金 は、健康保険法には存在しない
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④ 保険料の不服申立てが《二審制》なのは 国民年金法のみ
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① 資格の得喪、③ 保険給付は、全科目共通で二審制
6.学習の順序が合否を分ける
この分野は、
図解で全体像 → 大枠を暗記 → 個別論点の確認
という順序が最も効率的です。
まずは下記図解でイメージを固定し、その後に細部を詰めていきましょう。
この順番を守るだけで、
「不服申立て」は一気に得点源になります。


