実は一番力を入れるべき科目
社労士試験はなぜ合格するのが難しいのか?いくつか理由がありますが、一番大きな理由は全科目に「合格基準点」があるからでしょう。しかも、選択式で8科目、択一式で7科目も!その全てにおいて満遍なく知識を頭に叩き込まないといけません。「捨て科目」は一切許されません。
かといって、全ての科目の力の入れ具合が同じだと、それはそれでなかなか学習が進んでいかないのです。では、どうするか?
とにかく膨大な量の暗記を強いられるこの試験に合格するためには、「戦略」が大事になってきます。
その「戦略」の一つを本日はお伝えします。神回です(笑)
それは、「労働保険徴収法」を完璧にマスターするという戦略です。
これが叶えば、合格をかなり近くまで手繰り寄せることができます。本当です。なのに、この科目をおろそかにする受験生が多いのは、「労働保険徴収法」という科目は択一式には独立して存在しておらず、選択式に至っては1問も問題が出ないからです。択一の「労災」と「雇用」の一部にしか出題されないからです。それでも、この「労働保険徴収法」という科目が合格するために最も力を入れるべき科目だという理由をお話していきます。
まず、社労士試験の択一式問題は、各科目において5択問題が10問あるので選択肢の数は計50肢です。それが全7科目ですので、合計350肢の正誤判断をする必要があります。その350肢の中に自信を持って〇✕を判断できる選択肢は、かなり少ないと思います。人によっては「そんなの一つもない」と感じるかもしれません。それほど微妙な問題が多いのです。実際、本試験直後の各予備校の解答速報でも、予備校によって解答が違うなんてことはしょっちゅうで、中にはどちらとも言えるので両方正解扱いになったり、予備校の講師でさえお手上げの問題があったり、テキスト見ても正解に辿り着けなかったり・・
そんな中、比較的正誤判断をしやすいのが「労働保険徴収法」なのです。なぜならこの科目は正解がはっきりしているからです。「労働保険徴収法」は労働保険料の計算のルールを定めた法律です。なので、そのルールを覚えて、合ってるのか間違ってるのかを判断する科目なのです。「分数の掛け算」とか「割り算のひっ算」とかのやり方を覚えるイメージです。
そして、この科目をマスターすることによる最大の利点が、択一において得点が伸び悩むことが多い「労災保険」と「雇用保険」のうち、それぞれ10問中3問がこの「労働保険徴収法」だということです。それは逆に言えば、その3問が確実に得点できたなら、「労災保険」も「雇用保険」も、残り7問中あと1問正解すれば、合格基準点をクリアできるということです。7問中1問で良いんですよ!全部適当でも確率的には1~2問は当たります(笑)

申し上げた通り、「労働保険徴収法」はルールを覚えれば正解できる問題がほとんどです。「労働保険徴収法」は苦手という受験生も多いですが、はっきり言って一番簡単な科目です。概算保険料とかの計算やら、一見とっつきにくいようですが、実は公式を覚えるようにしっかりと土台を作ってしまいされすれば、かなり正誤判断の精度は上がります。しかも、テキストうっすいですよ!私が使用した大原さんの例ですと、「労災保険201ページ」「雇用保険239ページ」に対して「徴収法131ページ」!
この科目を得意科目にできたなら、合格率が20%くらい上がるのではないでしょうか?それくらい、「労働保険徴収法」を得意科目にするメリットは大きいです。
労災保険の「これは通勤災害にあたるか?」の事例みたいな問題をひたすら解いてる時間があったら、「労働保険徴収法」をガチガチにマスターする方が何倍も得点アップに繋がります。
もし皆様の中で、「労災保険法」や「雇用保険法」で思うように得点が伸びず、あるいは合格基準点を毎回割ってしまうという方がいたら、真っ先に「労働保険徴収法」を得意科目にしてください。ここを得点源にできたら圧倒的に有利です。総合点が伸び、基準点割れを回避できるようになる、とってもお得な科目が「労働保険徴収法」なのです!(^O^)

