【ワンポイントレッスン】~目的条文~
《問題》※〇か✕で答えてください 【社会保険一般常識】
国民健康保険法第1条では、「この法律は、被保険者の疾病、負傷、出産または死亡に関して必要な保険給付を行い、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする。」と規定している。
《解答》
✕
国民健康保険法第1条では「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もって社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする。」と規定している。なお、「同法第2条」では「国民健康保険は、被保険者の疾病、負傷、出産又は死亡に関して必要な保険給付を行うものとする。」と規定している。
《解説》
国民健康保険法の目的条文は、なぜ「特殊」なのか?
国民健康保険法の目的条文(第1条)は、他の社会保険関係法令と比べて少し特殊です。
何が特殊なのかというと――
多くの法律では、
第1条に「給付の内容」が書かれているのが一般的です。
しかし、
国民健康保険法では違います。
国民健康保険法の条文構造
国民健康保険法では、次のような建付けになっています。
-
第1条:理念
-
第2条:給付の内容
つまり、
給付内容は第2条に規定されているのです。
では、第1条には何が書かれているのか?
第1条に書かれているのは、
国民健康保険法の「理念」です。
なぜ、ここまで理念を重視しているのでしょうか?
理念が最優先される理由
国民健康保険制度は、
過去に一度、制度として破綻しかけた歴史があります。
その反省から、
まず最初に掲げられているのが、
国民健康保険事業の健全な運営の確保
という考え方です。
最重要キーワードはこれ
「健全な運営の確保」
これは、
国民健康保険法の目的条文において
最も重要なキーワードです。
この国の国民皆保険制度を将来にわたって維持するために、
何よりも優先される理念だからです。

試験対策まとめ(超重要)
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国民健康保険法
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第1条:理念
-
第2条:給付内容
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他の法律とは条文の建付けが異なります。
ちなみに、試験では頻出です。
👉「なぜ第1条が理念なのか」まで説明できると、理解は完璧です。

