【ワンポイントレッスン】~国民年金・厚生年金との調整~

《問題》※〇か✕で答えてください 【労働者災害補償保険法 】

同一の事由により、傷病補償年金と厚生年金保険法の規定による障害厚生年金とが支給される場合にあっては、障害厚生年金はその全額が支給され、当該傷病補償年金は減額される。この時、当該傷病補償年金に乗じる調整率は0.88である。

《解答》

 〇

《解説》

数字問題の中でも、多くの受験生が苦手とする論点です。

実は私も、初年度の受験ではこの分野を“捨てて”いました(笑)
ですが安心してください。今回の内容を押さえれば、しっかり克服できます。


まず押さえるべき「重要ポイント3つ」

数字を覚える前に、見落としがちな重要論点を先に整理しておきましょう。

①「同一の事由」であること

労災の減額調整は、
国民年金・厚生年金と同一の事由である場合にのみ行われます。

👉 数字ばかりに気を取られていると、この条件を見落としがちなので注意です。


② 調整対象から除外される給付

以下の給付は、調整の対象外です。

  • 20歳前障害による障害基礎年金
  • 障害手当金

👉 「全部調整される」と思い込むと引っかかります。


③ 休業補償給付は“数字を覚えなくていい”

調整対象が休業補償給付の場合、

👉 調整率は固定ではなく、政令で定める率

つまり、
具体的な数字を覚える必要はありません。


いよいよ数字の整理

調整パターンは大きく2種類です。

  • 障害系
  • 遺族系

合計すると「3パターンの調整率」を覚えることになります。


【障害系】

対象:

  • 障害厚生年金+障害基礎年金 × 労災(障害・傷病)
  • 障害厚生年金のみ × 労災
  • 障害基礎年金のみ × 労災

覚え方

年金の組み合わせ 調整率
両方あり(国民+厚生) 0.73(最も減額)
厚生年金のみ 障害:0.83 / 傷病:0.88
国民年金のみ 0.88(減額少)

👉 ポイントはここ!

厚生年金のみのときの違い

  • 障害 → 0.83
  • 傷病 → 0.88

覚え方のコツ

👉 「障害=ハッサン(0.83)」

これだけは確実に区別してください。


【遺族系】

対象:

  • 遺族厚生年金+遺族基礎年金 × 労災
  • 遺族厚生年金のみ × 労災
  • 遺族基礎年金のみ × 労災

覚え方

年金の組み合わせ 調整率
両方あり 0.80
厚生年金のみ 0.84
国民年金のみ 0.88

最終整理(この3つだけ覚える)

 
障害系①:0.73 → 0.83 → 0.88
障害系②:0.73 → 0.88 → 0.88
遺族系 :0.80 → 0.84 → 0.88
 

まとめ

この論点の攻略ポイントはシンプルです。

  • まず「3つの重要論点」を理解する
  • 次に「3パターンの数字」を覚える
  • 最後に「障害=0.83」を区別する

これだけです。


特に、「障害=0.83」と「傷病=0.88」の区別は、声に出して10回連続で唱えてください。

「障害=ハッサン」
「障害=ハッサン」
「障害=ハッサン」…

10回も言えば、もう忘れません。

騙されたと思って、ぜひやってみてください。

 


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