【ワンポイントレッスン】~中高齢寡婦加算~

《問題》※〇か✕で答えてください 【厚生年金保険法】

被保険者であった45歳の夫が死亡した当時、当該夫により生計を維持していた子のいない38歳の妻は遺族厚生年金を受けることができる遺族となり中高齢寡婦加算も支給されるが、一方で、被保険者であった45歳の妻が死亡した当時、当該妻により生計を維持していた子のいない38歳の夫は遺族厚生年金を受けることができる遺族とならない。

《解答》

 

夫の死亡当時40歳未満の妻にあっては、原則として中高齢寡婦加算の対象とならない。

《解説》

社労士試験の勉強をしていると、こんな経験はありませんか?

国民年金の「寡婦年金」と、厚生年金の「中高齢寡婦加算」を混同してしまう。

実はこれ、多くの受験生がつまずくポイントです。
私自身も、3年目の受験期の途中くらいまで混乱していました。
どちらも名称に「寡婦」という言葉が入っているため、頭の中でごちゃ混ぜになりやすいのです。

しかし、あるときこの2つを明確に区別できる覚え方に気づきました。
今回は、その方法をお伝えします。


ポイントは「いつから・いつまで・いくら」

寡婦年金と中高齢寡婦加算を整理する際に重要なのは、
条文や細かい要件ではありません。

まず押さえるべきは、次の一点です。

「いつからいつまで、いくらもらえるのか?」

ここを明確にすると、一気にイメージしやすくなります。
なぜなら、自分が当事者になったときに、真っ先に気になる部分だからです。

では、具体的に整理してみましょう。


寡婦年金《国民年金》

■ いつからいつまで?
60歳 ~ 65歳

■ いくら?
亡くなった夫が受け取るはずだった
老齢基礎年金の4分の3


中高齢寡婦加算《厚生年金》

■ いつからいつまで?
40歳 ~ 65歳

■ いくら?
遺族基礎年金の4分の3


次に「制度の意義」を確認する

支給期間と金額を押さえたら、次は
**「なぜこの制度があるのか」**を確認します。

寡婦年金《国民年金》の意義

夫の老齢基礎年金が
掛け捨てにならないようにするため

中高齢寡婦加算《厚生年金》の意義

遺族基礎年金の代替的な給付


おすすめの学習ステップ

この2つの制度は、次の順番で学習するのが効果的です。

  1. 「いつからいつまで」「いくら」もらえるのかを整理する

  2. それぞれの存在意義を理解する

  3. 最後に細かい要件・例外を覚える

この順番が非常に重要です。

テキスト通りに進めると、
細かな要件の暗記に引きずられてしまい、
全体像を見失いがちです。

その結果、試験本番で
似た制度同士が頭の中で混ざり、失点する
という事態が起こります。


社労士試験は「暗記の順番」が命

社労士試験は、よく「暗記地獄」と言われます。
しかし実際には、

「何を、どの順番で暗記するか」

これを意識するだけで、理解度も正答率も大きく変わります。

制度の全体像から入り、
意味を理解したうえで細部を詰める。

この戦略こそが、
社労士試験攻略の重要なポイントです。

 


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